「歯医者さんに管理栄養士がいるの?」
そう聞くと、少し意外に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
歯科医院といえば、むし歯や歯周病を治療したり、歯のクリーニングをしたりする場所というイメージが一般的です。
しかし、「お口」と「食事」は切っても切り離せない関係にあります。
私たちは毎日、お口から食べ物を取り込み、歯で噛み、舌を使ってまとめ、飲み込むことで栄養を摂っています。健康なお口を維持することは、「食べること」を支え、身体の健康を守ることにもつながります。
岡山市北区・北長瀬エリアのコープ大野辻2階にある、ひまわりファミリー歯科おかやま北長瀬院には、歯科医師や歯科衛生士に加えて管理栄養士も在籍しています。
今回は、歯科医院と食事・栄養がどのように関係しているのかをご紹介します。
お口は「栄養の入り口」です
私たちの身体は、毎日の食事からつくられています。
どれだけ栄養バランスの良い食事を用意しても、しっかり噛むことができなかったり、うまく飲み込めなかったりすれば、食べられるものが限られてしまいます。
例えば、
「硬いお肉が食べにくくなった」
「野菜を噛むのが大変になった」
「むせるのが怖くて食事量が減った」
といったことが続くと、知らないうちに食事内容が偏ってしまうことがあります。
だからこそ、歯を治療することだけではなく、「そのお口で何を、どのように食べられているのか」まで考えることが大切です。
歯科は、お口という「栄養の入り口」を支える医療でもあるのです。
子どもの成長にも「食べること」は大切です
食事とお口の関係が大切なのは、高齢者だけではありません。
子どもの時期は、身体とともにお口の機能も発達していきます。
「なかなか噛まずに飲み込んでしまう」
「食べるのに時間がかかる」
「硬いものを嫌がる」
「好き嫌いが多く、食べられるものが限られている」
このような悩みをお持ちの保護者の方もいらっしゃると思います。
もちろん、食べ方や好き嫌いには個人差があり、一つの症状だけで問題があるとは限りません。
一方で、食事の内容だけでなく、噛む力や舌・唇の動き、姿勢など、お口の機能が関係していることもあります。
前回までの記事でご紹介した「口腔機能発達不全症」も、食べる・飲み込む・話すといったお口の機能の発達に着目したものです。
歯科医師や歯科衛生士がお口の状態や機能を確認し、管理栄養士が食事や栄養の面から関わることで、より広い視点からお子さんの成長を支えることができます。
むし歯予防にも食生活が関係しています
食事は、むし歯とも深く関係しています。
むし歯予防というと、「甘いものを食べなければいい」と思われるかもしれません。
もちろん糖分の摂り方は重要ですが、何を食べるかだけではなく、どのように食べるかも大切です。
例えば、お菓子や甘い飲み物などを長時間にわたって何度も口にする習慣があると、お口の中がむし歯になりやすい環境になる時間が長くなります。
そのため、毎日の歯磨きだけではなく、間食の回数や時間、飲み物の選び方など、生活習慣全体を見直すことがむし歯予防につながります。
「ちゃんと歯を磨いているのに、どうしてむし歯になるんだろう?」
そんな時には、歯磨きの方法だけでなく、普段の食生活にもヒントが隠れているかもしれません。
歯医者さんで食事について相談することには、こうした意味もあります。
高齢になるほど「噛めること」が大切になります
年齢を重ねると、歯の本数だけでなく、噛む力や舌の力、飲み込む力なども少しずつ変化することがあります。
その結果、
「以前より柔らかいものを選ぶようになった」
「食事量が減った」
「同じものばかり食べるようになった」
といった変化が起こることがあります。
食べられる食品が減ることで、必要なエネルギーやたんぱく質などが十分に摂れなくなれば、身体の健康にも影響する可能性があります。
だからこそ、「何を食べたらいいか」という栄養の視点と、「そもそもその食事をしっかり食べられるお口なのか」という歯科の視点を、別々に考えないことが大切です。
入れ歯が合っていないのであれば調整する。
噛みにくい歯があれば治療する。
お口の機能が低下していれば、状態を確認して必要なトレーニングを行う。
そして、その方のお口の状態に合わせて食事について考える。
このように、お口と食事の両方からサポートすることで、「自分のお口で食べること」をできるだけ長く守っていきます。
なぜ歯科医院に管理栄養士がいるの?
管理栄養士は、食事や栄養について専門的な知識を持つ国家資格です。
当院では、歯科医師・歯科衛生士・管理栄養士がそれぞれの専門性を活かしながら、患者さんのお口と健康を支えていくことを大切にしています。
例えば、むし歯予防のための食習慣について考えたり、お子さんの成長に合わせた食事について一緒に考えたり、高齢の方の「食べにくくなった」という悩みに対して、お口と栄養の両面からサポートしたりすることができます。
歯科医院に管理栄養士がいるのは、「歯とは関係のない栄養相談をするため」ではありません。
歯を守り、お口の機能を守り、その先にある「食べること」を支えるため。
それが、私たちが歯科と栄養の連携を大切にしている理由です。
子どもから高齢者まで「食べる」を支える歯科医院へ
子どもには、これから育っていく「食べる力」があります。
大人には、今の健康なお口をできるだけ長く維持することが大切です。
そして高齢になれば、歯だけでなく、噛む・飲み込むといった機能を維持しながら、必要な栄養をしっかり摂ることが重要になります。
必要なサポートは、年齢や生活環境によって一人ひとり異なります。
だからこそ、ひまわりファミリー歯科おかやま北長瀬院では、むし歯や歯周病だけを見るのではなく、その方の生活や食事まで含めて考えられる歯科医院を目指しています。
「子どもの食べ方が気になる」
「むし歯になりにくい食生活を知りたい」
「最近、食べられるものが減ってきた」
「家族の食事や栄養が心配」
そんなお悩みも、歯医者さんで相談していただいて構いません。
岡山市北区・北長瀬で歯医者をお探しの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
コープ大野辻2階のひまわりファミリー歯科おかやま北長瀬院では、「歯を治す」だけでなく、その先にある「食べること」を支える歯科医療を大切にし、地域の皆さまの健康をサポートしてまいります。
