歯医者さんは、どんな時に行く場所でしょうか。
「歯が痛くなった時」
「むし歯ができた時」
「詰め物が取れた時」
もちろん、歯のトラブルを治療することは歯科医院の大切な役割です。
しかし、人のお口に必要なサポートは、年齢や生活環境によって変わっていきます。
子どもの頃には、むし歯を予防するだけでなく、噛む・飲み込む・話すといったお口の機能が健やかに発達しているかを見ること。
大人になれば、むし歯や歯周病を予防し、自分の歯をできるだけ長く守ること。
年齢を重ねれば、歯だけでなく、噛む力や飲み込む力を維持し、いつまでも自分のお口で食事を楽しめるようにすること。
そして、病気や障害によって一般的な歯科治療を受けることが難しくなった時にも、必要な歯科医療につながり続けられること。
岡山市北区・北長瀬エリア、コープ大野辻2階にあるひまわりファミリー歯科おかやま北長瀬院は、こうしたさまざまな患者さんを地域の中で支えられる歯科医院を目指しています。
「歯を治す」だけではなく「お口を守る」歯医者さんへ
これまでの歯科医院は、「悪くなった歯を治療する場所」というイメージが強かったかもしれません。
しかし、一度削った歯を完全に元の状態へ戻すことはできません。
だからこそ、私たちは治療と同じくらい「悪くならないためにどうするか」を大切にしています。
定期的に歯科医院へ通い、むし歯や歯周病を早期に発見する。
歯科衛生士によるメンテナンスを受ける。
患者さん一人ひとりに合った歯磨き方法や生活習慣を一緒に考える。
「痛くなったら行く歯医者さん」から、「健康なお口を維持するために通う歯医者さん」へ。
それが、お口の健康を長く守るために大切なことだと考えています。
子どもには「これからのお口」を考えた歯科医療を
子どものお口は、毎日のように成長しています。
乳歯が生え、永久歯へ生え変わり、顎も成長していきます。
そして同時に、噛む、飲み込む、話す、舌や唇を動かすといった機能も発達していきます。
そのため、小児歯科ではむし歯があるかどうかだけを見るのではなく、
「しっかり噛めているか」
「お口がいつも開いていないか」
「舌を正しく使えているか」
「食べ方や飲み込み方に気になるところはないか」
といった、お口の機能にも目を向けることが大切です。
これまでの記事でもご紹介した「口腔機能発達不全症」についても、必要に応じてお口の機能を確認し、成長に合わせたサポートを行います。
今ある歯だけではなく、10年後、20年後のお口を考える。
それが、私たちが小児歯科で大切にしていることです。
大人になっても、いつまでも「食べられるお口」を
お口の役割は、歯で食べ物を噛むことだけではありません。
舌で食べ物をまとめる。
唾液と混ぜる。
安全に飲み込む。
言葉を話す。
笑顔をつくる。
こうしたさまざまな機能によって、私たちの生活は支えられています。
年齢を重ねると、歯の本数だけでなく、舌の力や噛む力、飲み込む力などが少しずつ低下することがあります。
「最近、硬いものを食べなくなった」
「食事中にむせるようになった」
「食べこぼしが増えた」
こうした小さな変化が、お口の機能低下のサインとなることもあります。
当院では、歯の治療やメンテナンスに加えて、必要に応じて口腔機能の検査や管理も行っています。
いつまでも自分のお口で食べ、話し、笑うことができるように。
歯だけではなく「お口全体」を診る歯科医療を大切にしています。
歯科と栄養をつなげて「食べること」を支える
お口の健康を考えるうえで、もう一つ欠かせないものが「食事」です。
どれだけ栄養バランスの良い食事でも、噛むことや飲み込むことが難しければ、十分に食べることができません。
反対に、むし歯を繰り返すお子さんでは、歯磨きだけでなく、間食や飲み物などの食習慣を一緒に考えることが必要な場合もあります。
そこで当院では、歯科医師や歯科衛生士だけでなく、管理栄養士も在籍しています。
子どもの食べ方や食習慣から、高齢の方の「最近食べられるものが減ってきた」といったお悩みまで。
歯科と栄養、それぞれの視点を活かしながら、「食べること」を支えていきたいと考えています。
通院できなくなっても歯科医療を途切れさせない
元気な時には問題なく歯医者さんへ通えていても、病気や障害、加齢によって通院が難しくなることがあります。
しかし、通院できなくなったからといって、お口の健康を諦める必要はありません。
当院では、通院が困難な方を対象とした訪問歯科診療にも取り組んでいます。
ご自宅や施設などへ伺い、患者さんの状態に応じて、歯の治療や入れ歯の調整、口腔ケアなどを行います。
外来に通える時には歯科医院で。
通院が難しくなった時には訪問歯科で。
患者さんの生活が変化しても、その方のお口をできるだけ長く支え続けること。
それも地域の歯医者さんとして大切な役割だと考えています。
障害があっても必要な歯科医療を受けられるように
障害のある方の中には、歯科治療に強い不安を感じたり、診療台に座り続けることが難しかったりすることで、必要な歯科治療を受けにくい方がいらっしゃいます。
前回の記事でもご紹介したように、当院では障害のある方の歯科診療にも力を入れています。
最初から無理に治療するのではなく、まず歯医者さんの環境に慣れるところから始める。
その方が何を苦手としているのかをご本人やご家族から伺う。
できることを少しずつ増やしていく。
それでも通常の方法で治療することが難しい場合には、患者さんの状態に応じて、必要な歯科医療につなげるための方法を検討します。
「障害があるから治療できない」のではなく、「どうすればこの方に必要な歯科医療を届けられるか」を考える。
それが、私たちが障害者歯科で大切にしている姿勢です。
地域支援型多機能歯科診療所という考え方
私たちが目指している歯科医院の姿の一つに、「地域支援型多機能歯科診療所」という考え方があります。
少し難しい言葉ですが、簡単にいえば、むし歯を治療するだけではなく、地域で暮らすさまざまな方のお口の困りごとに、幅広く対応できる歯科医院です。
子どもの成長を支える。
むし歯や歯周病を予防する。
お口の機能を守る。
食事や栄養を支える。
通院できない方には訪問する。
障害のある方の歯科診療にも取り組む。
そして、地域の歯科医院だけでは対応が難しい時には、病院や大学などの専門機関、医療・介護に関わる方々と連携する。
一つの歯科医院ですべてを完結させることが目的ではありません。
地域の中で患者さんが必要な歯科医療につながり続けられること。
そのための身近な窓口になることが、私たちの目指す役割です。
北長瀬で、家族みんなが長く通える歯科医院へ
小さなお子さんが初めて歯医者さんを訪れる時から、成人期の予防やメンテナンス、そして年齢を重ねて通院が難しくなった時まで。
人生の中では、お口に必要なサポートも変わっていきます。
だからこそ私たちは、その時だけ歯を治療するのではなく、できるだけ長く患者さんやご家族と関わり続けられる歯科医院でありたいと思っています。
岡山市北区・北長瀬で歯医者をお探しの方は、むし歯や歯周病はもちろん、
「子どもの食べ方が気になる」
「最近むせることが増えてきた」
「家族が歯医者さんへ通えなくなった」
「障害があり、どこで診てもらえばいいか分からない」
といったお悩みもご相談ください。
コープ大野辻2階のひまわりファミリー歯科おかやま北長瀬院は、子どもから高齢者まで、地域の皆さまの「食べる・話す・飲み込む・笑う」を支えられる歯科医院を目指して、これからも取り組んでまいります。
この記事は、日本障害者歯科学会認定医・日本口腔検査学会認定医である院長 大坪が執筆しました。
